プログラムについて

高度な研究推進能力を産業牽引力に!

pict_portrait-01-01高度な研究推進能力をグローバルな産業牽引力に転化させ、国際的舞台でリーダーシップを発揮する。そのような夢を追求する学生の皆さんを、産学が協働してサポートするのがSiMSプログラムです。メンターによる指導の下、コースワークを自らデザインし、多くのリーダーと意見を戦わせ、そして優れた研究指導教員と共に切磋琢磨することで、夢を実現するための強靱な翼を身につけて下さい。

辰巳砂 昌弘

大阪府立大学 工学研究科 教授
SiMSプログラムコーディネータ

プログラムの概要と特色

本リーディングプログラムでは、「ことづくり」の発想から深い物質科学の素養を活かすことができ、階層融合的な研究戦略を想起できる「システム発想型」物質科学リーダーを養成することに特段の努力を払います。また、本プログラムは、本大学が持つ強みを最大限に発揮するリーダー養成システムを構築すべく、高度な学術的研究成果を産業の開拓に強力に結びつける高い企業マインドを持ち、「基礎から実用展開への生きたリンク」を構築できる、産業界に主軸を置くリーダーの養成に特化しています。

  三つのチャレンジ

1. 新しいリーダー育成への挑戦!
“システム発想型”物質科学リーダーを養成
2. 日本の産業復興と博士キャリアパスのリンク!
産業牽引型リーダー育成へ特化するプログラム
3. 共同申請による新しい大学改革への挑戦!
分野融合を促進する新しい大学院を統合大学に設置
●複数指導者制 ●グローバル化教育 ●産学協同指導体制

20世紀における物質科学を発信源としたイノベーションにおいては、物質からデバイス、さらにシステムまでを包含するエレクトロニクスの高度な階層化が役割を果たしました。しかし近年、このような技術枠組みでは対応できない新しい物質概念が登場し、物質階層とシステム階層が高度に融合した新しい研究パラダイムが拓かれてきました。さらに「ことづくり」を中心とする産業構造シフトが顕在化し、技術的階層の融合に止まらず、シーズ的視点を超えて、システム、事業的視点に立つ発想からフィードバックされた戦略的な階層融合研究の推進が、持続的で国際競争力のある産業、また安全安心社会・持続型社会を支える産業の構築には必須の要素となりつつあります。

このことを鑑みれば、我が国が国際競争力を復活させて行くためには、「もの」の開発に「こと」の考え方をダイレクトに融合し、「ものづくり」を、それそのものに閉じた階層から解き放ち、素材から機能分子・デバイス、さらにそれらを統括するシステムまでの階層が高度に融合された斬新なシステム発想型研究開発戦略を想起できる高度研究リーダーが今まさに必要であり、その育成体制の構築こそが我が国の急務であると言えます。この問題意識に基づき、本プログラムでは、単一階層に閉じた発想からは決して具現化しないイノベーションをエレクトロニクス分野、エネルギー分野そして生命科学分野へと誘導し、「ものからことへの生きたリンク」を構築できる「システム発想型」研究リーダーを養成します。

また、単に出口を見据えた研究手法を有する研究者を養成するのではなく、「新しいことづくり」の概念を創出でき、社会システムまでを見渡せる人材を養成します。

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上記目標を達成すべく、本プログラムは物質科学リーダー養成を、エネルギー材料、エレクトロニクス材料、生体材料の分野で展開します。大阪府立大学と大阪市立大学は、上記分野で世界的業績のある研究グループが、特に公立大学の使命として、質の高い物質科学研究と実用研究を共存させ、基礎から実用への「生きたリンク」を構築することで、産業的アウトプットを最大化することに注力してきました。本学位プログラムでは、これらの教育・研究資源を最大限に活かし、システム発想型の産業牽引型研究リーダーを養成します。さらに本プログラムでは、カリキュラムの横串的要素として世界的業績を有するシステム・情報系の教員が全面的に参画し、物質系の学生とシステム・情報系の学生が共存するプログラムの中で、「もの」の素養と「こと」の発想が実質的に結びつくための工夫がなされていることも重要な特色です。

養成する人材像

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本プログラムでは、システム・情報関連教員、企業教員の大胆な導入により構成されたカリキュラムを通して具体的に次のような素養を併せ持つリーダーを養成します。

  • 物質科学の専門分野をリード出来る確固とした物質科学基礎力
  • システム的発想から階層融合的に研究戦略を構築できるデザイン力
  • 基礎的研究を産業的イノベーションへ結びつける突破力
  • 自らの発想を世界に根付かせるリーダーシップと国際発信力

これらの素養を翼として、国際競争力を持ち、持続的社会実現に貢献できる産業を構築出来るリーダーの育成が本プログラムの目標です。

参加専攻

本プログラムは、現在、下記の専攻が対象です。

(A) 大阪府立大学大学院工学研究科 機械系専攻

(B) 大阪府立大学大学院工学研究科 航空宇宙海洋系専攻

(C) 大阪府立大学大学院工学研究科 電子・数物系専攻

(D) 大阪府立大学大学院工学研究科 電気・情報系専攻

(E) 大阪府立大学大学院工学研究科 物質・化学系専攻

(F) 大阪府立大学大学院工学研究科 量子放射線系専攻(平成27年度より参画)

(G) 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 応用生命科学専攻

(H) 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 緑地環境科学専攻(平成27年度より参画)

(I) 大阪府立大学大学院理学系研究科 情報数理科学専攻(平成27年度より参画)

(J) 大阪府立大学大学院理学系研究科 物理科学専攻

(K) 大阪府立大学大学院理学系研究科 分子科学専攻

(L) 大阪府立大学大学院理学系研究科 生物科学専攻

(M) 大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻(平成29年度より参画)

(N) 大阪市立大学大学院工学研究科 機械物理系専攻

(O) 大阪市立大学大学院工学研究科 電子情報系専攻

(P) 大阪市立大学大学院工学研究科 化学生物系専攻

(Q) 大阪市立大学大学院工学研究科 都市系専攻

 

icon_bullet-01 博士課程教育リーディングプログラム関連サイト

日本学術振興会 http://www.jsps.go.jp/j-hakasekatei/index.html