FAQ

博士課程教育リーディングプログラムに関する Q&A

▼1. 大阪府立大学、大阪市立大学の共同リーディングプログラムとは?▼2. 学生選考について

▼3. プログラムの制度について▼4. プログラムのカリキュラム内容について▼5. 奨励金について▼6. その他

1. 大阪府立大学、大阪市立大学の共同リーディングプログラムとは?
Q1:どういう狙いを持ったプログラムですか? また、その特徴を教えて下さい。

A:産業界でイノベーションを起こせる人材、物質科学とシステムとを融合した「システム的発想」を持つ「ことづくり」ができる人材を養成することを目的としたプログラムです。府立大学と市立大学が共同で、先端研究と自負する物質科学を中心に据えてこのプログラムを申請し、文科省に認可されました。この分野では、本学と東京大学、大阪大学、九州大学、北海道大学、東北大学の6大学のみです。


Q2:「システム発想型物質科学リーダー養成学位プログラム」とありますが、どこの研究科・専攻の学生が採用されるか教えてください。

A:大阪府立大学の大学院工学研究科、生命環境科学研究科(獣医学専攻を除く)、理学系研究科、および大阪市立大学の大学院工学研究科(都市系専攻を除く)に合格し、プログラムの選考試験に合格する必要があります。


Q3:5年一貫性とありますが、中間審査などがあれば教えてください。

A:このプログラムの2年次終了時に中間評価(QE審査)を行い、その審査に合格し、博士課程後期の課程に進学する者がその後も継続してプログラムに参加することになります。


Q4:プログラム修了時には、どんな学位をいただけるのですか?

A:従来どおりの「研究科専攻の学位」に、「システム発想型物質科学リーダー養成学位プログラム」修了が付記されます。


Q5:プログラムで博士号を取得した人は、キャリアパスとして従来の博士と比べて何が違うのでしょうか?

A:インターンシップなど企業との連携で産業的イノベーションにつながる研究や、研究室ローテーションなどにより自らの研究の幅を広げることができるようになります。本プログラム修了後は、キャリアパスとして、企業への就職においてもアカデミックへの進路についても、要求されるグローバルリーダーとなる素養を身に付けることができます。


2. 学生選抜について
Q1:選抜試験内容のさらに詳しい内容を教えてください。

A:平成28年2月17~19日が出願期間、選考試験は平成28年2月27日、28日、合格発表は平成28年3月11日です。詳細は募集要項をご覧下さい。試験科目は小論文、口頭試問、面接です。(28年度募集は修了しました。)
29年度の日程はただ今調整中です。


Q2:選考試験で英語力を問われますか? プログラム採用後、英語力を鍛える機会はありますか?

A:選考試験では特に英語力は問いません。本プログラムは、グローバルリーダーを養成することを目的としており、プログラム修了時点で高いレベルが要求されます。また、講義や演習で英語力が必要なものもあります。そのために、希望する学生には英語力を伸ばす機会が種々提供されています。


Q3:現時点ですでに修士1年です。プログラムに入るには、退学をして再入学をすることになりますか?

A:特例処置として、受験時に博士前期課程1年生も、プログラム選考試験を受験できます。


3. プログラムの制度について
Q1:プログラムに入ると専門分野や研究に対する時間が減ってしまうのが不安です。自分の集中したい分野だけでなく、他も勉強するのは大変そうです。

A:修了に必要な単位は、1~2年次必修を含む12単位、3~5年次までに必修を含む6単位、トータル必修を含む18単位のみで、それ程大きな負担にはならないと考えています。


Q2:研究室ローテーションとありますが、所属の研究室がなくなるのですか? 詳細を教えてください。

A:所属の研究室はそのままです。TEC(Technology-based Entrepreneurship Course)教員や産業界出身のメンターとの意見交換を通じて、所属研究室での研究テーマをより広げ、さらにより先鋭化し、別の研究室での経験を活かすために、このローテーションを行います。


Q3:指導教員グループの役割はどのようなものでしょうか?

A:主に研究指導を行うのが「R&D教員」です。「TEC教員」は企業メンバーおよび企業幹部経験者で、産学協同人材育成やメンターを担当します。「L教員」はシステム発想型物質科学リーダーの俯瞰力や総合力を養成することになります。


Q4:個別メンター制度の詳細を教えてください。

A:TEC教員が学生の研究活動の支援からキャリアパスのデザインまで、専門で学生のメンターを担当する制度です。メンターの役割は、プログラム学生の個別の相談役です。5年一貫教育の中で、一年次から修了まで研究や授業・生活に至るまで、さらには企業との連携など、スムーズに進むようアドバイスと具体的なサポートを行います。


Q5:「産学協同高度人材育成センター」が企業インターシップ&キャリア支援とありますが、具体的には他大学に比べてどんな点が優れていますか?

A:先行した大阪府立大の「イノベーション創出型研究者養成プログラム(2008~2012年度)」では、数多くの企業インターンシップ実績を積んできました。その結果、多くの企業とのコネクションおよび信頼感が培われています。また、キャリア支援ノウハウも豊富に蓄積できています。


4. プログラムのカリキュラム内容について
Q1:修了には何単位履修する必要がありますか?

A:1~2年次12単位、3~5年次までに6単位、5年間トータル18単位です。


Q2:物質科学基礎科目とシステム系基礎科目の相補的受講とありますが、具体的にはどのようになるのか教えてください。

A:まず1年次に、専門の違う学生のために、物質系とシステム系の導入科目を設置します。異なる分野の導入科目をそれぞれ1科目受講することを推奨します。その上で2年次までに、異なる分野の基礎科目から2科目履修します。これにより分野横断的な研究力の基礎と物質からシステムまでを俯瞰できる階層縦断的な発想力の基礎を養います。


Q3:準必修の意味は?

A:Q1の導入科目である「システム工学概論」と「物質システム概論」がこれに相当します。「QE」をクリアするための必須条件ではありませんが、履修を強く推奨します。これら科目を履修しない場合、各自の専門から離れた内容であるシステム系基礎科目、物質系基礎科目の履修に困難が伴うと考えられるためです。


Q4:専門外の勉強が不安です。特別支援していただけますか?

A:そのハードルを緩和するためにも「システム工学概論」もしくは「物質システム概論」の履修が強く勧められます(準必須)。また個別の科目内容に関してはR&D教員や科目担当教員が、履修科目の選択など履修全般についてはTEC教員が中心となってサポートします。


Q5:SiMS特別研究の狙い、サポート体制などもう少し詳しい内容を教えてください。

A:SiMS特別研究では、自らがやりたい研究を実行するために必要な知識や手段を有する別の研究室でも研究活動をします。各自の研究課題の進め方や研究室の選定には、TEC教員をはじめとするメンターがサポートします。これによって分野にまたがる研究への取組みが可能になったり、自分と専門分野が違う研究者との共同研究で、相手の研究内容を理解し易くなることを狙っています。


Q6:企業へのインターンシップはどのカリキュラムですか? 企業への就職と直結するものですか?

A:3-5年次に配当されている「イノベーション創出型研究者 III 」です。「インターンシップ実践」は3ヶ月を基本としています。一方、インターンシップは企業への就職を前提としたものではありませんが、企業、学生の双方が望めば、就職につながるケースが数多くあります。


Q7:海外共同研究または海外インターンシップに行くのはどのカリキュラムか教えてください。いつになりますか? 研究に合わせて時期を決めたり、何回かに分けて行くことは可能ですか?

A:3-5年次に配当されている「グローバルリーダー演習」です。単位修得に必要な研修期間は3か月程度あるいはそれ以上です。研修先、時期、期間等は、授業担当者、研究指導にあたるR&D教員、TEC教員らとのダイアログによって決定します。複数回に分けていくことについても。上記ダイアログで検討されます。


Q8:「グローバルリーダーの養成」を強調されていますが、具体的にはどのカリキュラムをステップとして取れば良いか、ご推奨を教えてください。

A:「グローバルリーダー演習」と、同じく3-5年次配当の「国際アイディエーション演習」が推奨されます。リーダー養成の観点からは、「戦略的システム思考力演習」「イノベーション創出型研究者 II (TEC-II)」「イノベーション創出型研究者 IV(TEC-IV)」、グローバルな視点からは「国際環境論」「グローバルコミュニケーション演習」なども、ステップアップのための重要な科目です。


Q9:開講科目の時間割はどうなっていますか? また、詳しい科目内容はいつ頃教えていただけますか?

A:開講科目の時間割は、「時間割・シラバス」をご覧下さい。詳しい科目内容はそのシラバスを参考にしてください。


Q10:プログラム採用後、英語力を鍛える機会はありますか?

A:本プログラムは、グローバルリーダーを養成することを目的としており、プログラム修了時点で高いレベルが要求されます。また、講義や演習で英語力が必要なものもあります。そのために、希望する学生には英語力を伸ばす機会が種々提供されています。


5. 学修奨励金について
Q1:奨励金について教えてください。

A:学修奨励金として1~2年次年額120万円程度が支給される予定です。3~5年次においては、さらに、コースに応じて、180万円~240万円が支給される予定です。学修奨励金に関するルール・必要提出書類に関しては、リーディングプログラム支援室(SiMS事務局)にお問い合わせ下さい。


Q2:学修奨励金は所得税の確定申告が必要となりますか?

A:学修奨励金は「雑所得」として扱われるため、確定申告が必要となります。


Q3:健康保険について、学修奨励金受給にあたりこれまでの扶養から外れる必要はありますか?

A:社会保険の被扶養者認定は扶養者が勤務されている会社等が行います。学修奨励金を受給することになりましたら速やかに扶養者に確認してもらってください。


Q4:これまでの扶養から外れる場合は、健康保険はどうすればよいですか?

A:健康保険に未加入の時期が無いよう国民健康保険に加入しておく必要があるとのことです。


Q5:奨励金を受け取る際の注意事項はありますか?

A:選考試験合格者には合格通知書とともに平成28年度学修奨励金支給についての案内を配布しますので、それをご覧ください。例えば、(独)日本学生支援機構の奨学金貸与を受けている学生、大学独自の奨学金を受けている学生などは、どちらが有利かを判断して、どちらかを辞退することになります。


6. その他
Q1:就職活動において、会社側から見たとき、プログラムで博士号をとった人と、普通の博士号をとった人は何が違うのかわかるのでしょうか?

A:企業から見て、物質科学としての専門分野のみならず、システム的発想ができ、グローバルに産業的イノベーションが起こせる突破力を持った人材であると認識されます。加えて、本プログラムの特徴であるメンター制度によって、5年一貫のサポートを得ることができ、一年次から計画的に企業との連携やキャリアパスのデザインができることになり、企業にとっても即戦力として期待できる人材と見なされます。


Q2:アカデミアへの就職を目指していますが、このプログラムへ入れますか?

A:もちろん応募できます。プログラム活動の中で自分の進路を考えてみるのも良いと思います。本プログラムは産業界でのイノベーター育成を目的としていますが、アカデミアの分野で自分の研究分野や研究テーマを選び、伸ばしていく上でも、必ずその成果がでるものと思っています。


Q3:もしQEまでに必要な単位を履修できなかった場合、このプログラムでの留年は認められるのでしょうか?

A:留年は認められません。2年次末の時点でQEの受験資格を満足していない場合、またはQEに不合格となった場合には、本プログラムは継続できません。単位修得に不安がある等の場合には、TEC教員やR&D教員による履修相談などのサポートを受けることができます。